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ぶどう膜炎の話(4)

トップの画像は一昨日のピータンの写真と同じ頃のニナさんです。
この子はカバンとかに必ず入るタイプですね〜。
そんで必ずこうなりますね〜。

はい、かわいい猫(ヲイ)で和んだところで、また眼科の話に戻るわけですが…ナニ、目の話はもういいですと?
ぶどう膜炎はちょいちょい聞くほどメジャーじゃないけど、専門外来があるくらいには普通に罹る病気です。遺伝も関係ないみたいだし、誰がいつなっても不思議じゃないのですよ。明日は我が身だ。知識として持っとけ。

さて、ぶどう膜炎が再発した私は、近所の眼科の紹介で桂病院という総合病院に行くことになりました。
その当時、桂病院の眼科は初診の担当は部長先生でした。優しげな女医さんです。
ぶどう膜炎といっても病態は人それぞれなのでしょうが、私の場合は炎症が出たと思ったらたいてい一気に悪くなります。行ったその日も既に真っ赤に充血した酷い有様になってまして、問診と一通りの診察をした後、瞳孔をひらく目薬をして眼底の診察、最後に眼にステロイドを打ってもらいました。

ちなみにこの部長先生の注射が麻酔も一番念入りで、痛みもちっともありませんでした。歴代ナンバーワン眼球注射✨です。
注射の後、看護師さんから「頑張りましたね」と励ましてもらいましたが、これ、打たれる本人は麻酔さえしっかりしてもらえばそんなに怖いものではないんですね。なにせ白眼に打つんで自分では針が見えないし。むしろ、針先を見たいという誘惑と戦って眼球を動かさないようにするのがたいへんです。
でもまあ、いささかホラー風味な絵面になるので、周りで見てるには大変気色の悪いことと思います。打たれる方で良かった!←よくない

先生から、ぶどう膜炎の原因は目以外の部分にあることが多いので検査しましょうと言われ、翌日、血液検査、尿検査、聴力、レントゲン、心電図、CT…と、半日がかりで健康診断か半日ドックかと見紛う全身の検査を受けました。

ここでぶどう膜炎の原因の話を。

怪我や手術などで菌やウイルスが直接入るとか、悪性腫瘍ができたなどが原因になることもありますが、ぶどう膜炎(内眼炎)はなにぶん目の中の病気なので、他の内科の病気をやらかした時に、そういう病原体が血管に乗ってやってきて目で炎症を起こしたり、免疫反応が目に出たりして発症するそうです。

原因となる病気で一番多いのはサルコイドーシスという膠原病で、ぶどう膜炎の一割くらいがこれが原因、次に多いのが原田病、ひと昔前はベーチェット病が原因の3位で、この三つが三大ぶどう膜炎と言われていました。
サルコイドーシスて『ドクターG』でよく名前を聞きますな! この三つはどれも膠原病、すなわち根治が難しい難病で、最初のふたつは厚生省の特定疾患にも指定されています。

私の目の痛みにどの眼科の先生も総合病院での検査を勧めたのは、そして総合病院で全身の検査を受けた理由は以上の病を疑ったためです。カルテを持って病院の中を行ったり来たり、もう今年は健康診断いらんてくらい検査してもらいました。

(まだ続くよ〜)

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