黒猫 WANTED DEAD OR ALIVE

昨日、京都を含む関西地方は夕方から激しい雨と雷で、ちょっとした嵐の様相でした。

そのとき私はヘッドホンをしてP!NKを聴きながら机に向かっていたのですが、ヘッドホン越しでも大きな落雷の音が聞こえて、あれー?今の近かったなあと顔を上げたら、向こうの部屋で寝ていたニナがやや怯えた顔でとことこと歩いてきました。

猫は大抵そうじゃないかと思いますが、ニナは大きな音が苦手です。
窓の下の幹線道路を消防車が鐘を鳴らしながら走り過ぎていく時も、起き上がって自分の安全地帯…ニナの場合、私のPCの横の本棚の上ですが、そこに登って静かになるのを待っています。
掃除機をかけてる時もここに逃げ込みますね。やはり大きな音がするからでしょう。

「大抵」そうじゃないか…と書いたのは、「猫は大きな音が苦手」説がふくには全く当てはまらない為で、掃除機をかける時も平気だし、消防車やヤンキーの原チャリが大音量で走ってもヘソ天寝を崩さないし、落雷が響いた昨日も私の机の下ですやすや寝ていました。
君にはニナと動物病院以外に怖いものはないんですか?

上二匹はそんな具合ですが、我が家のにゃんずで一番のビビリはピータンです。昨日もニナの後ろから小走りに私の元に来るかと思ったんですが、一向に姿を現しません。

怖くてどこかで固まってるのかな?と、普段、ピーが寝ている場所を見に行ってみましたがそこにはいなくて、こっちで寝てたかな?こっちに隠れたかな?…と、いそうな場所を一通り探して見たけど見当たらない。
……ええ…っとぉ?
もちろん窓は閉めきっているので外に出たわけもなく、そうかといって屋敷という単語の真逆をゆくこの狭小マンションに、そうそうたくさん隠れる場所があるはずもなく、絨毯の下までムキになって探しまわりましたが見つかりませんでした。

こんな風に、ピーはときどきみつからなくなります。
上二匹は隠れたくても隠しきれないサイズなので、ふくがほんの子猫の頃に一度だけ押入れの奥に隠れちゃった以外は、家の中で行方不明になったことはありません。
その点ピーは小さくて…っていうか標準サイズに細身なので、思いがけないような隙間にも入れるし、黒いので陰にいると見えづらかったりもするのです。

結局、しばらくして雨も小止みになったあたりで、おなかがすいたと顔を見せました。
どこにいたのか、ついにわかりませんでしたな。
相方は猫の国に避難してるんだとメルヘンなことを言いやがりますが、こうも完璧にみつからないと…………案外あるんじゃないの、猫の国?

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