今年の1月、京都市のみやこめっせで開催された文学フリマ京都に参加しました。
文学フリマをご存知ない方のためにざっくり解説すると、コミケの文芸版です。コミケにも文芸系のサークルが参加してますが、そればっかり400サークル近く集まったと思いねえ。
そんなイベントに参加しようよ誘われて、いや、わしマンガやし、文芸関係ないし…と尻込みしましたが、マンガやイラストのサークルも結構いるという話なので、じゃあ…とエントリーしてみたのです。何とかなるかな…。
なりませんでした。
結果から言うとめっちゃアウェイでした。
東京で開催される文学フリマにはイラスト系のサークルもいるのかもですが、京都ではバグかな?というくらいレアな感じ。まあ、抽選ではなかったし枯れ木も山の賑わい的なナニかになってたらいいなと思いますが。
とはいえイベント自体はとても楽しかったです。欲しい本がたくさんあったし、資料になりそうな本を結構買ったし。それに文芸部ノリってやつでしょうか、ちょっと独特な雰囲気が珍しくて貴重な体験でした。
あの雰囲気の独特さはどこか覚えがある…と後で考えて、なんかね、科学館や科学センターの中に似てるなって思ったんですがどうでしょう。オタクというよりマニアな感じ。違うかな。
それはともかく、そんな場違いな私のサークルも、昨秋に出した猫本『あの大きな猫たちがいなくても』は買って下さる方がいました。
(亡き猫ふくとニナの思い出本です。BOOTHで通販中)
会場にはベビーカーでも入れるので、みやこめっせの他のイベントに来たらしきご家族連れもたくさんいまして、この本は小学生くらいのお子さんにねだられてお父さんが渋々お買い上げ…というパターンが何度かありました。
読んでもらうのはとても嬉しいけど、内容的にはどうなんだろう?! 猫は出てくるけど子供受けするかいささか不安…。
きっと会場に連れてこられて欲しいものがあったら言いなさいと言われて、喜んで探したはいいけど猫の表紙のマンガしかみつからなかったんだろうな、お父さんも娘に本を読ませたいと思って連れてきたのに、それマンガじゃんだったんだろうな…と、いささか申し訳ない気持ちになりました。ああここに安くて可愛い猫グッズのひとつもあれば、親子ともどもまあまあ満足してもらえたのに!
⎯⎯⎯という経験を元にこの度、うちの可愛い黒猫2匹のマスキングシールを作りました。
これを持って今月のCOMITIA128に参加します。
文フリとコミティアでは需要も違うでしょうが、グッズはいろいろと応用が効きますね。畢竟、自分で使えばいんじゃし。
がしかし、時間がなさ過ぎて新刊はありません。ごめんなさい。
せっかく抽選に通ったのに〜。外れてしまったサークルに申し訳ない〜。
せめてペーパーくらいは出そうと思いますので、見かけたら覗いてみてください。
COMITIA128 2019年5月12日(日)11:00~16:00
スペース:う31b
会場:東京ビッグサイト青海展示棟A・B(←注意!いつもと違います